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児童虐待の原因

児童虐待を考える上でまずやるべき事は、なぜそれが起こったか原因を探る事です。

虐待する親から児童を引き離す一時的な処置を行ってもいずれは親の元に戻す事になり、根本的な問題を解決しない事には再び虐待が発生してしまいます。

虐待は言葉による精神的な虐待から、暴行を加える身体的な虐待や、子供に健全な家庭生活を受けさせない育児放棄など、様々なものがあります。

親のトラウマ

子供に虐待をしてしまう親の多くが、自らも子供時代に親から何らかの虐待を受けた経験があります。自らの幼少期に受けた虐待がコンプレックスになり虐待に走る場合や、過度のストレスを受けた時に自身が抱えていたコンプレックスのはけ口として子供を狙ってしまう事もあります。

親は自身のコンプレックスが原因であると気付く事は無く、虐待の原因を子供に押し付けて死ぬまで虐待を繰り返す最悪のケースに至ることもあります。このような場合は児童の保護治療だけでなく、親への心理的治療が欠かせなくなります。

社会的環境

親は子供を育てるに伴い多大なストレスを抱えます。
過度なストレスが掛かる環境で相談相手や話し相手がいない孤立した状態だと、児童虐待が発生する危険性が非常に高くなります。

社会的・地域的に孤立した状態で育児の不安や不満が募ると児童に対する愛情が憎しみへと変質し、身近にいる弱い存在である児童が虐待の対象となってしまうのです。このような場合は児童との一時切り離しと、親の心理的ケアーが必要になります。またその後も親が孤立しないよう引き続き相談できる体制、または監視できる体制を整えておく必要があります。

家庭内環境

正常な家庭環境にない場合、児童虐待が発生する可能性が高くなります。
「夫婦の不仲」「低収入」「借金」「病気のストレス」「育児のストレス」「浮気や不倫」などから生じたストレスのはけ口として児童虐待に走ることがあります。

また親子関係の悪化から虐待が発生する事もあります。「子供が言うことを聞かない」「非行に走る」など、親子関係に亀裂が生じたことにより発生したストレスで児童虐待が発生する事がありのです。

子供の身体

子供が慢性的な病気や障害を持っており、日常的に介護や補助が必要であった場合にも発生する事があります。毎日のように子供のケアーに忙しく、その心理的プレッシャ−から児童に対する愛情が憎しみへと変質し、虐待の対象となってしまうのです。

間違った育児法

間違った教育信念を信じ、間違った育児法を実践している親をたまに見かけます。育児方法は千差万別で、個々の子供の性格によっても変わるため一概に何が良いとは言えない部分もあります。

しかし、育児の基本は「愛情を掛けて育てる事」であって、「ライオンの子供は谷に落とす、人間の子供も・・・」などと書かれているようなトンデモ本のいい加減な教育信念を信じることはあってはなりません。正しいと信じ、信念を持っている教育法であっても、やっていることはただの虐待であったケースも数多くありました。

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