児童虐待を知る
児童虐待の定義
児童虐待とは、18歳未満の児童の保護者がその児童に対して、児童の正常な心身の発達を妨げる虐待行為を行うことを指します。
虐待は言葉による精神的な虐待から、暴行を加える身体的な虐待や、子供に健全な家庭生活を受けさせない育児放棄など、様々なものがあります。
近年では児童の死亡する深刻な虐待が次々に発生し増加の一途をたどっています。警察庁が発表した2006年度の1〜10月の集計では 「児童虐待事件の検挙件数」が前年の同期比で61.1%も増加しており、過去最悪のペースで進行しています。また、事件化しない潜在的な虐待の数も含めれば相当な数字になるため早急な対策が求められるますが、有効な解決方法が見出せないのが現状です。

表に現れない児童虐待
児童虐待が発見できない理由のひとつは、家庭という閉鎖された空間内で発生するという事があげられます。たとえ周囲が子供に虐待の痕跡を発見しても、他人の家庭内の教育やしつけなどへの立ち入りを回避する傾向があるのです。
また、近年では周囲や近所の人間に対してまるで関心が無い事も理由に挙げられます。特に都会では顕著なのですが、隣人の事を全く知らないし隣で何があっても感知しない事が多々あります。居住人口が多い割りに核家族や一人暮らしが多い都会では仕方のないことなのですが、それが原因で通報が遅れたケースがたくさんあります。
児童虐待はその後の子供の人生に大きな暗い影を落とすことになります。また虐待した側も大きな罪に問われ、その後の人生をすべて無くすことになります。「しつけのためだ」などの言い訳は通用する事は決してなく、親の自制が強く求められます。
また周囲の人間も虐待の痕跡を発見した場合は速やかに通報をすることを求められます。通報が遅れたために死に至ったケースは過去にたくさんあり、虐待を受けている児童にとっては虐待を気付いてくれたあなたが唯一の生きるための希望となります。気付いたあなたがひとりの人間の命を握っているといっても過言ではありません。周囲に児童虐待があったら臆することなく声をあげてください。



