主婦M・Wさんのケース

M・Wさんは2歳になる息子と夫のことが気がかりで仕方なかった。
Aさん夫婦は共働きで交代で育児を行っていたが、最近は息子が絶え間なく泣くようになり心配していた。泣いているのはいつもM・Wさんが働きに出て夫が面倒を見ている時だったが、仕事が忙しい事もありその事を考えたり話し合う暇が無かった。ある日M・Wさんが家に帰ると子供の腕が腫れて大きなアザが出来ていた。夫に何があったのか話しを聞くが「自分で転んだようだ」とあまり考えられない事を口にした。その後も息子にアザができる事があり、M・Wさんは夫を疑い始めた。しかし警察に相談する訳にもいかず、当社に相談をした。
相談を受けた当社は虐待を行っている様子を撮影するため監視カメラの設置を提案し、さっそく調査を開始した。監視カメラはM・Wさんの許可の下、各部屋に配置し合計5台で監視を始め、調査員がM・Wさん宅近くに停めた車両内でモニタリングも行う。M・Wさんが仕事で出かけると夫は休日という事もありビールを飲み始めた。間もなく息子がぐずり始め泣き出した。夫は息子にビールの空き缶を投げつけて悪態をついたが息子がすぐに泣き止んだためそれ以上のことはその日にしなかった。翌週の2回目の調査で朝8時から監視体制に入ると夫は息子が泣いたりする様子も無いのにいきなり叩き始めた。ビンタはだんだん強くなり、最後は息子の体が飛んでしまうほどの威力だった。結果をM・Wさんに報告したがM・Wさんは激しく動揺して離婚をいきなり決めた。調査員はM・Wさんを落ち着かせて児童相談所やカウンセラーに相談する事を薦め、現在は夫婦でカウンセリングを受けているという。
主婦S・Kさんのケース

S・Kさんは中学の娘が急に塞ぎこんでしまったのに困惑していた。
娘には幾度となく話しをするが原因は突き止められず、学校でのいじめの可能性も考えていた。ある日、原因を探ろうと娘が学校に行っている間に娘の寝室をあれこれ探し回った。何も見つかる事がなく諦めかけたが、娘がネット上で日記を付けていたのを思い出し中身を見てみた。すると1ヶ月前のある日から急に日記を書かなくなり、それは娘の態度がおかしくなった時期と符合した。その日はS・Kさんが主催する習い事の発表会で外泊していた日で、娘はまだ夏休み中でその日は家にいた為いじめは無いと思われた。夫もその日は休みで一日中家にいたので何か心当たりが無いか聞いてみると、夫は極度に驚き口数が少なくなった。夫と娘の間に何かあると感じたが2人が口を閉ざしている以上調べようがなく、S・Kさんは当社に相談した。
2人の間で虐待行為が行われた可能性があったためさっそく調査を開始し、S・Kさんの許可の下、自宅の虐待が行われそうな場所を絞り監視カメラを設置した。始めの1週間は何も動きがなかったため作戦を代え、S・Kさんに2週間後の日曜日に理由をつけて外泊をお願いする事になった。外泊当日、調査員がS・Kさん宅近くに停めた車両内でモニタリングも行うと、夫がすぐに行動に出た。シャワーを浴びている娘の浴室に入り込んでしまったが、浴室にはカメラが設置しておらずしばらく様子を見た。間もなくシャワーを終えると夫は裸のまま嫌がる娘を寝室に連れて行きいたずらを始めた。直ちに調査員が急行し、S・Kさんとの打ち合わせどおりガス会社の人間として訪問し暴行を阻止した。連絡を受けたS・Kさんが戻ると夫を連れて近くの喫茶店で証拠を見せて話合いをした。現在では調停がすすみ、間もなく離婚できるという。
主婦T・Yさんのケース

T・Yさんは息子夫婦が孫の育児をきちんとしているか心配だった。
遠方に住む息子夫婦は年に1度正月に実家に帰省するがその時の孫の様子は明らかに昨年とは違っていた。3歳になる孫は病弱なため家からはあまり出していないという。すっかりやせ細りとても3歳児には見えないため息子夫婦にあれこれ聞いてみるが、掛かりつけの病院や病名を一切教えようとしなかった。以前、行事があるごとに送られていた孫の写真も今年になってからは1通も届いておらず、何かがあると感じたT・Yさんは夫と共に当社に相談した。
さっそく調査を開始したところ、息子夫婦の生活は荒れていることがわかった。夫婦そろって賭け事が好きで、毎日のようにパチンコに通っていた。借金も200万円とかなりの額になっており、電気・ガス・水道を停められる事もしょっちゅうあるという。孫への虐待は家の中の様子を見る事ができないため、外での行動を監視する事となった。調査3日目に夫婦そろってパチンコに行った際に、孫を炎天下の車内に置いて2人でパチンコ店に入ってしまった。危険性があると判断した調査員は対象車両の横に調査車両を配置し、孫の様子を監視した。すぐにT・Yさんと連絡を取り確認を取っている最中に孫は体を全く動かさない状態になってしまったため、T・Yさんの指示通り身分を隠して警察と救急に通報を行った。まもなく駆けつけた救急により無事に孫は搬送され、息子夫妻は警察に連行された。現在では息子夫婦に代わりCさん夫妻が孫を育てるために養子縁組の協議を行っているという。
会社員D・Aさんのケース

D・Aさんは小学生の子供の様子がおかしい事に気づいた。3年生になってからは以前のような明るさが全くなくなり、学校への登校を嫌がるようになった。すぐにいじめを疑ったが、息子はクラスメートによるいじめは絶対に無いとだけ話し、それ以上は決して話そうとはしなかった。息子にどんな出来事が起こっているのかまったく想像できなくひどく心配したD・Aさんは当社にいじめを中心にした調査を依頼した。
さっそく調査を開始したが、当初から情報が不足していたため当面は息子の行動調査を行う事にした。また、学校内は調査員が立ち入れないため息子の学校カバンに内密に長時間対応型の小型ICレコーダーを取り付けた。初日の調査ですぐに事態が判明した。レコーダーには教室内の教師の横暴な様子が録音されていた。特にD・Aさんの息子に対してはひどく、忘れ物をした息子に対してビンタを連発して、放課後教室に残して執拗に脅しを掛けて口止めをしていた。3日間の調査で3日とも虐待を行っており、その証拠を全部取れたことをDさんに報告した。憤慨したD・Aさんは学校や教育委員会や警察に乗り込み、現在は民事訴訟の準備をしているという。


